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抹茶パン
抹茶を使った焼き立てのパンは、こうばしい香りがたまりませんね。
抹茶はお茶の葉を粉末にしたものです。
製造にはとても手間がかかります。
まず、茶摘みの20日ほど前からよしずで茶畑をおおい、日光を遮ります。
さらに茶摘みの10日前にはよしずの上からワラをかけてより遮光率を高めます。
そうすることで、茶葉は薄く柔らかくなり、苦み成分のタンニンが減少して旨味成分のアミノ酸テアニンが増えます。
すると、甘味が強く旨味とこくがある茶葉になるのです。
煎茶の玉露も同じ製法で作られますが、摘んできた葉を蒸した後に玉露は揉んで乾燥させます。
抹茶は揉まずに乾燥させ、砕きます。
それから茎などの不純物を取り除きます。
使用する時には茶臼という専用の石臼で挽き、粉末状にして使用します。
以前は抹茶といえば茶道で使用する高級品でしたが、現在は家庭用にリーズナブルな粉末茶が出回り使いやすくなりました。
お茶の色や風味を生かした商品も多く開発されています。
コーヒーショップやファストフード店には必ずと言っていいほど抹茶系のドリンクやアイスクリームがおいてあります。
和菓子の世界では茶団子や茶まんじゅう、水ようかんやういろうなど、ブームの前からお茶を使ったお菓子が作られていました。
洋菓子専門店ではお茶の風味のロールケーキやチーズケーキなどが人気を博しています。
京都の老舗茶舗では、抹茶を使ったケーキや大福、クッキーに煎餅などあらゆる和洋菓子を開発しています。
お菓子だけではありません。
たとえば天ぷらに抹茶塩をつけて食べたり茶そばとして食べたりと、和風の料理には欠かせない風味のひとつになっています。
そんな抹茶はパンにもよく合います。
最近は大手のパン製造会社からも、抹茶風味のあんパンやメロンパン、蒸しパンなどが発売されています。
街のベーカリーには抹茶を使ったパンがたくさん置いてありますね。
例えばグリーンのマーブルが美しいデニッシュは、バターとお茶の香りがからみあってつい食べ過ぎてしまいます。
あんパンも、生地にお茶が練りこんであるものだけではありません。
あんも抹茶あんになっていたり、中にお茶の香りのわらび餅が入っていたりと工夫もそれぞれです。
パンも昔ながらのものからバゲット生地、デニッシュ生地のものとさまざまです。
家庭で焼くという方は、もちろん簡単にお茶の風味を生かしたパンを作ることができます。
好みでお茶の分量を変えられるので、お茶好きにはたまらないですね。
これなら紅茶やコーヒーだけでなく、煎茶にもよく合うパンになります。
洋風でもあり和風でもある抹茶パンで食卓を彩れば、料理の幅も広がりますね。